本科目は公認心理師となるために必要な大学院の科目である。司法犯罪領域においては、支援対象者(被害者,目撃者)は,被害の開示,捜査,裁判などのプロセスを進み,そのプロセスにおいては適切な事実認定と,タイミングに応じた心理ケアの両方が必要とされる。公認心理師は,支援対象者に対しての心理支援を行う中で,司法犯罪領域における様々な職種と連携しながら,切れ目のない支援を提供していくことが求められる。本授業では,正確な事実認定のために必要となる面接技法の習得と,被害開示から裁判までのプロセスにおける心理ケアの実践,そして,裁判終了後の長期的な心理ケアの重要性について学ぶ。