社会と病理の関係は、時代と共に大きく変わって来た。近代化の波に乗れない弱者が病理とされてくる歴史を学ぶ。しかも世界世界大戦になると、兵士の戦争神経症が大きな注目を浴びるようになり、そこからPTSDという病も概念として1980年に成立するようになる。日本のPTSDと言えば、阪神淡路大震災で有名になったが、それについて学習する。また、日本社会に独特のPTSDとも言えるかもしれない「引きこもり」について学ぶ。司法分野としては、医療観察法について学ぶ。